ITインフラ・ネットワーク 構築事例
アスカ監査法人様
1984年（昭和59年）に中堅企業の株式公開の指導業務を中心に設立されたアスカ監査法人様。ルーター導入からリモートアクセスVPN環境の構築やファイルサーバー設計まで、全体のインフラ構築から運用保守までを一括してジャパンメディアシステムにご依頼いただいております。導入の経緯やジャパンメディアシステムに依頼しての感想などをご担当の管理部 マネージャー 兼重様に詳しく聞きました。
最初にご依頼いただいた要件が、東京と大阪間のインターネットVPN構築と、監査業務データファイルをファイルサーバーでアクセスコントロールなども行いながら一元管理し、社員が外部からファイルサーバーにアクセスする際はセキュアな環境でアクセスさせたいというご要望でしたが、構築するにいたった経緯を教えていただけますでしょうか。
兼 重 氏：従来、アスカ監査法人にはセンターサーバーというものがなく、業務で使用するデータは個々人のノートパソコンのローカルに保存されておりました。平成20年より業務拡大に伴い、常勤職員の人数が増えてきた状況において、これは万が一ノートパソコンを紛失してしまった時など、情報セキュリティ上も問題がありますし、チームワークが必要であるにも関わらず、情報の共有も図れていなかったため、導入に踏み切りました。導入に当たっては、職員は顧客先で業務を行うので、外出先からセキュアなアクセスを可能にすること、また事務所が東京・大阪にありますので、両事務所のデータを一括管理し、且つどちらの事務所からもストレスなくアクセスできる体制の構築が必要と考えました。
それでは、実際にPacketiX VPN とPacketiX on BIASをどのように運用されているのでしょうか？
兼 重 氏：顧客先にて監査業務を行う職員には、データ通信カードを貸与し、PacketX VPN で接続して、サーバーにアクセスできるようにしております。毎日作業開始時にデータをサーバーからダウンロードして作業を行い、終了時にはサーバーにアップロードして個人のデータをローカルに残さない、という方法で運用しております。個々人の属性毎にカテゴリを設定し、各共有フォルダへのアクセス権限を設けることで、個人的にデータを保管する場所、特定のグループでデータを共有する場所、管理資料など役職者のみが閲覧可能である場所、など作成して業務に活用しています。
社内への展開と運用開始はスムーズに行きましたか？
兼 重 氏：JMSさんにインストーラーも作っていただいたので、展開自体は楽でした。各社員を対象にしたマニュアルも作成いただいたので、運用開始も割とスムーズにいったと思います。システムの概要、事務所内及び現場からサーバーを使用する上でのルール等を定めた「サーバー運用マニュアル」を作成し、導入時には東京・大阪の各事務所にてセキュリティ研修会を行って、平成22年9月より本格運用を開始しました。
サービスを開始されてからの感想や導入効果など教えてください。
兼 重 氏：顧客先にて業務を行う職員からは、現場にてデータのダウンロード及びアップロードの手間があるものの、データの紛失や各個人のPCのハードディスク容量圧迫の心配も減り、またチームワークが必要な局面において、データの共有が適宣できるようになったとのことで好評です。本部の事務職員についても、これまでローカルに分散して保存していたデータを一括管理するとともにアクセス制限の設定などを柔軟に行えるようになり、利便性が格段に向上しております。当初は構想にありませんでしたが、従来メールで各人に配布していたスケジュールをサーバー内の特定フォルダで公開するようになり、刻々と変化するスケジュールをリアルタイムに各人が把握することが出来るようになりました。
最初のコンタクトからサービス開始までのジャパンメディアシステムの対応についてはいかがでしたか？
兼 重 氏：大変懇切丁寧にご対応いただきました。わからないことがあっても電話をするとすぐにご対応いただけますし、職員向け、管理者向けの操作マニュアルも大変わかりやすく、すんなりと導入することが出来ました。また、導入前にインターネット回線の不具合が起こった際にも、的確なアドバイスを頂いた上に、すぐに事務所に来て応急処置まで施していただき、大変助かりました。
- アスカ監査法人 会社概要
- アスカ監査法人 ASKA&CO.
- 東京事務所：東京都港区西新橋2丁目7番4号 CJビル6階
- 大阪事務所：大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1号大阪駅前第1ビル3階
- 1984年（昭和59年）9月創立
- http://www.aska-co.jp/
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