PacketiX on BIAS（パケティックス オン バイアス）採用事例
株式会社JECC様
IT関連専門のレンタル・リース会社の株式会社JECC様。今回JECC様が提供するプライベートクラウド型『社内ファイルサーバサービス』にジャパンメディアシステムのVPN装置「PacketiX on BIAS」をご採用いただきました。選定にあたってのポイントやジャパンメディアシステムに依頼しての感想などを、ご担当のニュービジネス開発課 姥久手（うばくて）様と戸田様に詳しく聞きました。
最初に、ニュービジネス開発課では、具体的にどのような業務を行われているのか教えていただけますでしょうか。
姥久手氏：会社の事業内容としてはリースが中心ですが、時代の流れに沿ってクラウド系ビジネスに注力していくことも考えており、そのサービスの企画からリリースまで、収益モデルとして新たなサービスを作り上げるのが、私どもの業務となります。
戸 田 氏：新たなサービスは、外から持ってくるというようなことはしないで、一から自分達でと考えています。大手が手掛けているサービスは多くのことが出来る反面、「盛り過ぎ」な感も否めず、そのことによって価格が高くなってしまっているとも考えていて、それならば、JECCならではのコストパフォーマンスの高いサービスを、ということを常に考えています。
『社内ファイルサーバサービス』でPacketiX VPN とPacketiX on BIASを採用するに至った経緯とポイントについてお聞かせください。
戸 田 氏：お客様社内向けのクラウドサービスとして考える上で、いかにお客様の手間を省けるサービスにするかが重要でした。その点で言うと、ネットワークセグメントを分ける必要が無く、ファイアウォールの設定変更も不要なL2VPNを最初から念頭に考えていましたので、製品比較というよりはIPsecVPNやSSL-VPNなどとの通信方式としての比較が重要なポイントでした。
姥久手氏：極力お客様先のネットワークは変更したくありませんでした。であれば、ここはL2VPNしかないなと。あとは、PacketiX VPN という製品のクオリティとPacketiX on BIASのパフォーマンスが高く、私どものニーズと合致したというところが決め手になったという感じでしょうか。
それでは、実際のサービスにおいて、PacketiX VPN とPacketiX on BIASをどのように運用されているのでしょうか？
戸 田 氏：大容量サーバをお客様専用の仮想環境でご用意させていただき、サーバ、ネットワーク、データセンターファシリティ、運用サービスをパッケージ化してご提供します。そのうちのネットワークの部分、つまりVPN接続をPacketiX VPN とPacketiX on BIAS使って提供しています。ジャパンメディアシステムさんからはバーチャルプライベートクラウドサービスというのがピッタリきますね。と言ってもらっています。
姥久手氏：お客様社内という、こちらから直接は管理できない場所に設置するので、HDDのような比較的壊れやすい部品を搭載していないことが望ましいですよね。その点、PacketiX on BIASはコンパクトフラッシュであるために懸念を払拭できます。
サービスを開始されてからの感想や導入効果など教えてください。
姥久手氏：かなり綿密にマーケティングも行いましたので、社内向けにVPNを使ってのファイルサーバサービスを行っているところはほとんどなく、潜在的なニーズがあると確信していましたが、お客様からの反応は非常に早かったですね。
戸 田 氏：お客様にもパフォーマンスの高さには好評をいただいています。また、PacketiX on BIASの設置は基本的にお客様に行っていただいていますので、機械を繋げるだけで手軽にVPNを張れるというのは他にはマネできないだろうな、という自負はありますね。
最初のコンタクトからサービス開始までのジャパンメディアシステムの対応についてはいかがでしたか？
戸 田 氏：こちらの要望に対して、柔軟に対応していただけるのは助かります。例えば、PacketiX on BIASはお客様社内に設置するので、静音性も重要視していました。その要望を伝えるとすぐに冷却ファンを違うものに変えてくれるなど、対応の早さにも満足しています。ちなみに見積もり提示がとにかく早いです（笑）。
姥久手氏：最初からコアな技術面での問い合わせにも回答していただきましたので、しっかりした知識と技術があるなという印象も持ちました。あとは、サービスを提供する上で、常にこちらはお客様が考える以上のことを常に準備しておかなくてはならない。指摘を受けて、それは考えていませんでした、というのではお客様は付いてくれないと思うんですよね。これまでの経緯を考えると、ジャパンメディアシステムさんも同じような考えをもってらっしゃるということも感じますね。
PacketiX VPN とPacketiX on BIASを使用した今後の展開等あれば教えてください。
姥久手氏：PackeiX VPNにはリモートアクセスVPN機能もありますので、すでにそのサービスの展開も行っております。あとは直接のユーザー様だけでなく、社内ファイルサーバサービスを利用して、自社サービスを展開したいというSIer様からもお引き合いもいただいているので、時代にあった幅広いサービスにしていけるよう対応していきたいと思います。
戸 田 氏：社内ファイルサーバサービスだけでなく、社内向けVPNというインフラを基礎として、ファイルサーバに留まらず、いろいろな切り口で展開していきたいですね。
姥久手様、戸田様ありがとうございました。
御二方とも、ソフトな語り口の中にもサービスに対する強いこだわりが感じられるインタビューでした。
JECC様のサービスに貢献していけるよう、我々JMSもより一層頑張ります。
⇒VPN装置「PacketiX on BIAS」を採用した社内ファイルサーバサービス
株式会社JECC 会社概要- 株式会社JECC
- JAPAN ELECTRONIC COMPUTER CO.,LTD.
- 〒100-8341 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号（新国際ビル）
- 1961年8月16日（昭和36年8月16日）創立
- http://www.jecc.com/
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